だいぶ更新が遅れましたね。最近考えていることです。

ご無沙汰しております。yuukivelです。

だいぶ更新期間が延びてしまいました。
言い訳をすると、間に某鳥人間コンテストへの書類提出があったり、パートの作業の中でもなかなか重いやつを手伝っていたりしていました。

近況報告でもしようかなぁと思いまして、近況報告と最近(というよりずっと前から)考えていることをつらつらと。

最近はもっぱらプログラムとにらめっこですね。やっぱりデスクワークが多いです。具体的にたとえば、来年への準備として設計プログラムを作成したりしています。今まで使っていたプログラムを使ってもいいのですが、やはり自分の思想をはっきりと形に表すのには自分でプログラムを書くのが一番です。あと、翼型変えるのを簡単にしたりしました。これはいままでDAE様々だった日本の人力飛行機界隈に翼型に関してブレイクスルーを起こしてくれるものだと思っています。

多くのチームが設計にエクセルを使っていると思いますが(現在の私たちのチームでも使っています)、エクセルだと翼型変えるのが面倒なんですよね。xflr5で解析すると必ずと言っていいほど値が飛びますし、何よりはき出されるのがtxtファイルだし…VBAで読込のマクロを組んでもいいのですが、どうもその気にはならない。VBA自体動作が遅いですし、数学のライブラリが足りない、というより絶対的に必要なある関数が入っていないんですよね…

それは「spline」です。

スプラインですよ。(別にVBAで関数書けばいいじゃないか…はい、VBAを使わないのはもう拘りの域に入ってます)ずっと前から思っていたのですが、大学一年とかで航空に興味を持って一通りさらっと航空力学を学んだ人に何が足りてないかってスプラインが足りてないと思うのですよ。翼型の空力解析データにスプラインを入れる、これだけで世界がグンと広がります。

私の書いている設計プログラムではかなりの数スプラインを入れているので、もうスプライン様々です。離散したデータを扱わなければならない以上しょうがないです。

翼厚を計算することもスプラインで出来ます。

翼厚の計算って設計にとってとっても重要だと思うのですよね…

風による噂で「桁が入らない…」という話をよく聞きます。プランクをやすったりだとか翼厚を無理矢理大きくしたりして解決する話をよく聞きますが、私自身は設計の段階で考慮されてしかるべきだと思うのですよね。三面図を見ていて、明らかに桁径が最大化されていない機体もあったりして(もちろん様々な要因があることも分かっていますが)「残念だなぁ」と思います。桁径を大きくすれば、最大応力を参考に桁設計をする場合径の三乗に反比例して最大応力は小さくなりますから積層数減らせると思うのですが…まぁ、こんなところを思っているので、新設計プログラムには桁径最大化の機能を入れてあります。

そして桁径を大きくすれば、当たり前のごとく断面二次極モーメントが増えますね。そうです。単桁で行ける可能性が高くなります。(そして思考はリアスパとブレーシングワイヤの話へ…)

なんだか止まらなくなってしまいました。リアスパとブレーシングワイヤについては思うところが結構あって、たぶんどっかで記事にすると思います。
実を言うと今、プロペラ設計のプログラムも書いてたりするのですが、その話もまた後の話題に…

ではでは